30年以上前の、新入社員だったころの話です。
私は、上司から連日投げかけられるきついことばに苦しんでいました。
頑張っても頑張っても否定され続ける日々。
苦しくて苦しくて、ストレスを紛らわそうと食に走り、体重が10㎏増えました。
仕事への自信などまったく持てず、「この仕事には向いていないんだ」と悩み続けました。
駅からの帰り道、ポロポロ泣きながら歩いたことも一度や二度ではありません。
結局、その後私は異動になりました。
違う上司のもとで働き、私の心は徐々に回復し、仕事への自信ももてるようになりました。
「仕事ってこんなに楽しいんだ」と思えるようにもなりました。
しかしその頃、以前の上司は病に侵されていました。
ガンでした。
そして、なんと39歳の若さで、この世を去ったのです。
私も苦しかったけれど、上司も苦しかったのでしょう。
業務もマネジメントも思うようにいかず、
自分を追い込んで苦しめて、病気になってしまったのだろうと、今の私は思っています。
この経験が、私の今の活動の原点になっています。
私や、その上司のような思いをほかの人に抱かせたくない。
働く人たちには、笑顔で、幸せに働いてほしいと心から思うのです。
皆が笑顔で楽しく働く職場づくりをすれば、悲劇は生まれないはずです。
「幸せに働く」。これが、私のモットーです。
体だけでなく、心も、社会的にも満たされてはじめて、人は能力を発揮します。
社員が幸せに、ワクワク仕事できる組織は、結果的に業績を伸ばしています。
いわば、「ウェルビーイング経営」。
それは、働き方改革の究極の目的のはずです。
「日本中に、笑顔があふれる幸せな職場を増やしたい」。
この思いを胸に、御社と社員の幸せをサポートします。
ハピネスワーキング代表取締役
船見 敏子