メンタルヘルス対策の捉え方が、 従来の「病気になった人への対応」から「すべての従業員の心の健康づくり」へと、大きく変化しています。 これまで多くの企業では、メンタルヘルス対策というと「うつ病などの精神疾患を予防する」「休職者への対応」といった疾病対策に重点が置かれてきました。...
日本生産性本部が発行する情報誌『ワークライフ』にインタビュー記事が掲載されました。 テーマは「離職しない職場づくり」。 人材定着が企業の大きな課題になっています。 特に最近は、若手がすぐに辞めてしまうことに頭を悩ませている経営者が少なくありません。...
最近の職場では、さまざまな経営理論やマネジメント手法が話題になっています。 「心理的安全性」「エンゲージメント向上」「ダイバーシティ&インクルージョン」など、 次々と新しい概念が登場し、多くの企業がそれらを取り入れようと奮闘しています。 しかし、私はこうした状況を見ていて、ひとつの疑問を感じています。...
職場におけるメンタルヘルス対策は、だいぶ浸透してきました。 私がカウンセラーになった20年前と比較すると、世の中のメンタルヘルスへの理解も深まりました。 しかし、多くの企業ではメンタルヘルス対策を「コスト」として捉え、 実施に消極的な姿勢を取っているケースも少なくありません。...
こんな声をよく耳にします。 「飲みに行くと部下がいろいろ話してくれるのに、オフィスでは当たり障りのないことしか言わない」 管理職の皆さん、なぜこのような現象が起きるのか、考えたことはありますか? なぜ「飲みの席」では本音が出るのか 飲みの席で部下が本音を話す理由は、実は環境要因が大きく関わっています。 物理的・心理的な距離の変化...
カウンセラーとして20年間、多くの働く人々の心の声に耳を傾けてきました。 その中で強く実感するのは、ワーク・エンゲイジメントと働きがいが、これからの職場に不可欠な要素だということです。 人生の大部分を占める仕事 私たちは人生の約3分の1を仕事に費やしています。...
忙しい毎日の中で、「休暇を取りたいけれど時間がない」と感じている方は多いのではないでしょうか。 しかし、実は短時間で効果的にリフレッシュする方法があります。それが「マイクロ休暇」です。 今週、私は実際にランチタイムを活用したマイクロ休暇を体験しました。...
― 創造性とイノベーションを生む“余白”の力 ― 「忙しい人に、未来はつくれない。」 これは、あるイノベーション企業のリーダーが語った言葉です。 多くのビジネスパーソンが「もっと働かねば」「止まったら負けだ」と感じている中、この言葉は真逆の価値観を投げかけてきます。...
「1on1はやってるけど、雑談で終わってしまう」 「業務の進捗確認だけで、部下の本音が見えてこない」 そんな悩みを持つマネージャーは少なくありません。 せっかく時間をつくっても、ただの“進捗ミーティング”になっていてはもったいないですよね。 1on1は、心理的安全性を育て、信頼関係を築くための絶好のチャンスなのです。...
「うちの会社、働きやすいんだけど、何かを言うときにちょっと緊張する」 「ミスしたときの空気が、なんとなく怖い」 これは、心理的安全性が低い職場でよく聞く声です。 では、心理的安全性とは一体なんでしょうか? 「心理的安全性」とは? 心理的安全性とは、「このチームでは、何を言ってもバカにされたり、責められたりしない」という安心感のことです。...