聴き上手になるためにできることはたくさんありますが、
私が最初にお伝えしているのが
”うなずきの重要性”です。
普段、何気なくうなずきをしていると思いますが、
うなずきには実に深い意味合いがあります。
うなずきは、承認や同意を表すサインですが、
「自分の理解」を伝えるメッセージでもあるのです。
小さくうなずけば、「うんうん、聴いているよ」という思いを伝えることができます。
大きくうなずけば、「そうだったんだね」「なるほど」など、共感や納得感を送ることができます。
話の内容がよくわからなければ、ちょっと小首をかしげることで
「もう少しわかりやすく教えて!」という思いを伝えることができます。
いちいちことばにしなくても、
うなずきひとつで聴き手の思いを伝えられるのです。
それが、話し手を安心させ、話しやすい雰囲気をつくります。
たかがうなずき、されどうなずき。
聴き上手は、うなずき上手です。
まずは「自分はちゃんとうなずいているか」を意識することから始めてみてください。