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夏とメンタルヘルス

暑い日が続いていますね。

 

夏場は、メンタルヘルスの不調を訴える方が増える傾向があります。

暑さや湿度の高さは、私たちの心身に想像以上の負担をかけてるのです。

 

高温多湿な環境は自律神経のバランスを崩しやすく、イライラや不安感、疲労感を引き起こします。

屋外での作業が続くと、体調はもちろん、精神的にも参ってしまいますね。心身ともに疲労がたまります。

 

また、屋外と冷房の効いた室内を行き来することも

自律神経のバランスを崩す原因になると言われています。

 

そこで大事なのが、生活習慣の質を高めること。

 

まず睡眠です。

暑くて寝苦しい夜が続くと、睡眠不足に陥り心身に影響が及びます。

エアコンや扇風機を適切に使用し、寝室の温度を26度程度に保ちましょう。

また、就寝1時間前からはスマートフォンの使用を控え、リラックスした時間を持ちましょう。

 

水分補給は身体の健康だけでなく、精神的な安定にも直結します。

脱水状態になると集中力が低下し、イライラしやすくなります。

こまめに水分を摂取し、特に外出時は意識的に水分補給を心がけてください。

ただし、冷たい飲み物の摂りすぎは胃腸に負担をかけるため、常温の水やお茶を中心に選択することが賢明です。

 

夏場は外出を控えがちになりますが、適度な運動は心の健康維持に欠かせません。

早朝や夕方の比較的涼しい時間帯に散歩をしたり、室内でストレッチやヨガを行うことで、ストレス発散と気分転換を図りましょう。

運動によって分泌されるエンドルフィンは、気持ちを穏やかにしてくれます。

 

暑さで外出が億劫になり、人との接触が減ると孤独感を感じやすくなることも。

電話やオンラインでも構いませんので、定期的に家族や友人との連絡を取り合うことを心がけてください。

 

最後に、完璧を求めすぎないことが大切です。

現代の夏の暑さは誰にとっても辛いものです。

いつも通りにできない自分を責めるのではなく、「今日は暑いから仕方ない」と自分に優しく接してください。

小さな変化や不調を感じたら、一人で抱え込まず、専門家に相談することも選択肢の一つです。

 

心身ともに健やかに夏を乗り切るために、これらのポイントを日常に取り入れてください。